2026年1月13日、名キャスター・久米宏さん(出典:オフィス・トゥー・ワン 公式サイト)の訃報が報じられました。
そのニュースとともに再び注目を集めているのが、彼の残した言葉の数々です。
中でも「じゃ、乾杯。本当にお別れです。さよなら!」という『ニュースステーション』最終回でのあいさつ(出典:ANNnewsCH YouTube)は、今も多くの人の心に残っています。
2023年10月に文庫化された自叙伝『久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった』には、そんな久米さんの哲学が詰まっています。
今回はその本を通して、報道と音楽番組の意外な共通点、そして久米さんの最期のメッセージにふさわしい言葉を探ってみましょう。
久米宏さんの自叙伝が再注目される理由とは?

『久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった』は、久米さんがTBSアナウンサーとして歩み始めた頃から、音楽番組『ザ・ベストテン』、そして報道番組『ニュースステーション』までの軌跡を綴った一冊です。
タイトルに込められた意味は、「報道も音楽も、結局は“人間を伝える”こと」という久米さんの信念。
この本では、テレビというメディアの裏側や、久米さん自身の葛藤、そして言葉に対する責任感が率直に語られています。
今、情報があふれる時代だからこそ、「自分の言葉で語る」ことの大切さが、あらためて心に響くのです。
久米宏さんが語った伝えることの本質

本書の中で、久米さんはこう語っています。
「自分の言葉でしゃべることが、いちばん大事なんです」。
これは、原稿を読むだけではなく、自分の目で見て、考えて、責任を持って語るという姿勢を表しています。
また、「テレビは、論より証拠。証拠を映せば、論はいらない」という言葉も印象的です。
報道の本質は、主張ではなく事実を見せること。久米さんはその信念を、何十年もかけて実践してきました。
こうした言葉は、今を生きる私たちにとっても、情報との向き合い方を考えるヒントになるはずです。
久米宏さんが見た“ニュース”と“歌番組”の共通点とは?

一見まったく異なるジャンルに思える報道番組と音楽番組。
しかし久米さんにとっては、どちらも「生放送で視聴者と向き合うライブの現場」でした。
『ザ・ベストテン』では、歌手の素顔や人間味を引き出し、視聴者との距離を縮めました。
『ニュースステーション』では、ニュースの裏にある人間ドラマを伝え、報道に“温度”を持たせました。
久米さんは、ジャンルの違いを超えて「人間を伝える」ことにこだわり続けたのです。
その姿勢こそが、今も多くの人の記憶に残る理由なのかもしれません。
まとめ
久米宏さんが遺した言葉は、どれも静かに、でも確かに心に残ります。
『ニュースステーションはザ・ベストテンだった』というタイトルには、報道も娯楽も“伝える”という本質では同じだという、久米さんの哲学が込められていました。
今だからこそ、久米さんの言葉に耳を傾け、自分の言葉で語ることの意味を見つめ直してみませんか?
ご覧いただき、ありがとうございました!

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