3月13日に放送されたNHK朝ドラ『ばけばけ』の第115話で、吉沢亮さんが演じていた錦織友一の物語が幕を閉じました。
重い病を抱える役柄を演じきるため、わずか30日間で体重を13キロも落とすという過酷な挑戦を行い、多くの視聴者を驚かせました。
スタッフからは「命の危険を感じるほどの変わりよう」という声も上がったほどです。
ここまで自分を追い込んだ役作りの真相と、この先の新たな目標について探っていきます。
制作統括を務めた橋爪國臣氏の話から、俳優・吉沢亮の情熱に迫ってみましょう!
吉沢亮が30日で13キロ落とした過酷な挑戦とは?

錦織友一という人物は、深刻な病に冒されていく運命を背負ったキャラクターでした。
その衰弱していく様子をリアルに描くため、吉沢さんは自分から提案して約1カ月かけて13キロの体重を落とす決断をしました。
制作統括の橋爪氏によれば「最低でも1カ月の撮影休止期間が必要だと、吉沢さん側から要望がありました」とのことです。
松江が舞台のパートでも病の進行に合わせて徐々に痩せていましたが、撮影のない期間を利用して一気に体を絞ったそうです。
専門家の指導のもと安全に配慮していたとはいえ、久しぶりに現場で再会した橋爪氏は「生命の危機すら感じる変貌」だったと振り返っています。
声はしわがれ「本当にきつい」と漏らしながらも撮影に臨み、痩せこけた顔の目だけは鋭く光り、精神的な集中力は最高潮に達していたといいます。
橋爪氏は「凄まじい迫力を感じた」と述べ、吉沢さんの職業人としての姿勢を高く評価しています。
吉沢亮が見せた演技の深さと計画性

日に日に衰えていく錦織を完璧に演じ切った吉沢さん。
橋爪氏は「最期のシーンに向けた演技の方向性を細かく指示する必要がまったくなかった」と回想しています。
吉沢さんは台本を深く読み込み、錦織の内面を丁寧に表現していたのです。
オファーの段階で病に倒れる役だと知らされ、第23週で物語が終わることも最初から把握していました。
そのゴールを見据えながら、長期間にわたって演技を積み重ねていったといいます。
橋爪氏は「改めて見返すと、初めて登場した時から、錦織の行動には一本の筋が通っていた」と感心しています。
長い撮影期間を通じて、錦織というキャラクターを確実に構築していったわけです。
第115話では、筆が進まないヘブンに対して「作家としてのあなたはもう終わっている」と厳しく告げる場面が印象的でした。
この言葉に背中を押されたヘブンは、再び執筆に没頭します。
後日、錦織の手元にヘブンの新作「東の国から」が届き、英語で「出雲での日々を思い出して。錦織友一へ」という献辞を見つけ、穏やかな笑みを浮かべました。
物語の終わりは、蛇と蛙によるナレーションで、数カ月後に錦織が息を引き取ったことが告げられました。
吉沢亮の撮影終了と新しいステージへ!

吉沢さんの撮影最終日は、第115話の冒頭にある橋の上でヘブンと向き合う場面でした。
橋爪氏は「非常に気迫のこもった素晴らしい演技で、現場のスタッフ全員が見とれていた」と語っています。
最も感情が高まる場面で撮影を終えられて、理想的なフィナーレだったとのことです。
撮影後には「減量後だから消化に良いものを」と準備されたカニ雑炊を囲んだそうです。
橋爪氏は感謝を伝えつつ「次はミュージカルなんですね」「英語に挑戦して激痩せもして、今度は歌って踊るなんて本当にすごい」と和やかに会話を交わし、笑顔で見送ったといいます。
吉沢さんの次の舞台は、ミュージカル作品です。
『ばけばけ』では英語での演技と極限までの減量を経験し、今度は歌とダンスという新領域に挑むのですから、その探究心には本当に驚かされます。
錦織という人物を、優しさと凄みの両面で表現し切った吉沢さん。
ドラマからは姿を消しましたが、錦織の魂は親友ヘブンの心の中で永遠に生き続けることでしょう。
まとめ
吉沢亮さんの激痩せは、単純な体重管理ではなく、役への深い理解に基づいた肉体的な表現でした。
30日間で13キロという驚くべき数値の背後には、俳優としての強い決意とプロフェッショナリズムが存在します。
制作陣が生命の危険すら感じるほどの変化でしたが、吉沢さんは台本から錦織の心を読み解き、繊細に表現していきました。
登場時から一貫した人物像を保ち、錦織というキャラクターを完成させたのです。
撮影を終えた吉沢さんは、次にミュージカルという新天地に向かいます。
英語、激痩せ、そして歌とダンスへと、絶えず新しい挑戦を続ける姿勢から、これからも目が離せません。
ご覧いただき、ありがとうございました!

コメント